ジャケット買いならぬ、サムネイル再生
愛し君へ
あけましておめでとうございます。今年もよろしくね。
今年はどんな年にしたい?たくさん君と会えますように。
君はどんな年末年始を過ごしている?
最近は動画配信も充実しているから、見るものに困らないよね。
先日、映画を見たくなって、サイト内を検索していたんだ。
ラインナップがすごいから、選ぶのに時間がかかるよね。
10分以上迷ったから、これはもう聞いた事も見た事もない映画を見ようと決心したんだ。
そこで選んだのが、「ニューヨーク東8番街の奇跡」という80年代の洋画。
サムネイルには老夫婦の写真。
しかも奥さんが入院しているみたいなシーン。
これは心温まるヒューマン映画に違いない。
面白そうだ。あらすじも全く見ないまま、さっそく再生をしたよ。
以下ネタバレを含みます。
ニューヨークの再開発地域に立つオンボロアパート。
そのアパートのオーナーであるおじいさんが、どうやらこの映画の主人公。
再開発に応じないおじいさんと、立ち退きを迫るチンピラ達。
アパートにまだ残る住人達にもお構いなし。
さらにこのおじいさんの奥様は認知症を患っている。
ある日、チンピラ達がアパートや一回のカフェを徹底的に壊す。
その夜、おじいさんは昔の写真を眺めながら「誰か助けてくれ」と涙を流す。
さあ、これからどんな展開が待っているのか?
おじいさんの願いは叶うのか?
みんなの大切なオンボロアパートの結末はいかに?
と思った瞬間、小さなUFOが登場。
ここで初めて刈川が気付く。
「SF映画だったんかい!!」
ここからはチンピラ達とUFOが織りなすドタバタコメディ。
笑えるシーンも多くて、それなりに満足して見終わりました。
そしてエンディングのクレジットには、
SF映画の巨匠「スティーブンスピルバーグ」の文字が。
映画もさることながら、何も前情報を入れずに見るって行為がすごく楽しかったね。
裏切られた時のあの感覚はなかなか味わえない。
最近は何でも検索でひっかかるし、評価やコメントもあるから、あんまり失敗しないよね。
だからこうゆうハラハラ体験って貴重だと思う。自分から進んでやらないとね。
だって刈川の人生も、君の人生も、星いくつで評価されているわけじゃないし、
もしコメント欄があったとしたら、的外れな事ばかり書いてあると思うよ。
“この映画面白そう”という自分の感覚を信じて良かったよ。結果満足できたからね。
これが「今年一番面白い映画」みたいな帯があって、
見た時に“面白くないじゃん”って思うよりよっぽどいいと思ったね。
貴重な経験をさせてくれてありがとう。
2023年の刈川は、ヒューマン映画かもしれないし、
SF映画かもしれない。ラブコメディかもしれない。
まずは再生ボタンを押さないと始まらないね。
さあ、君と一緒に素敵な一年を始めよう。
デートの約束をしよう。
次会う日まで会えない時間を大切に。
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