立夏

愛し君へ


静かなゴールデンウイーク、いかがお過ごし?

大好きな家の中からラブレターをお届けいたします。

君は元気かい?刈川は元気だよ。大きな声で歌えないのが少し残念だけど、

それ以外は毎日目標を持って生活しています。

動画の勉強もしていて、クロマキー(合成)の技術を覚えたよ。

それを活かしたCMを作ったからよかったら見てね。

他の悩みとしては、動いていないのについつい食べちゃう。気を付けなきゃ。


君はこの二週間で何か新たな発見をした?

今日は刈川がこんな時世だからこそ感じられた事をラブレターに書くね。


刈川が好きな洋楽にシカゴの「Saturday In The Park」という曲がある。

どのくらい好きかと言うと、全洋楽でTOP 5に入るくらい好きな曲だ。

曲頭のピアノのフレーズは、多分世界で一番カッコいいピアノフレーズだと思う。

君も多分聞いた事があると思うよ。

タイトルを直訳すると「土曜日の公園で」。

歌詞の内容は、土曜日の7月4日(アメリカの独立記念日)に

公園で見た景色が淡々と書かれている。

踊っている人がいて、笑っている人がいて、

アイスクリーム屋さんがイタリアの曲を歌っている。

ここまでは何の変哲もない曲に聞こえるが、一番の最後に


I've been waiting such a long time For Saturday

(こんな土曜日を長い間ずっと待っていた)


と、書かれている。

この曲が発表されたのは1973年。

当時のアメリカはベトナム戦争で多くの犠牲者を出し、停戦へ進み始めだした時期。

何でもない土曜日の公園の光景がどれほど素晴らしいものかを歌っている。

この曲の背景は昔から知っていたけど、正直ピンと来るものではなかった。

だけど、このご時世で聴いた「Saturday In The Park」には涙が出た。

刈川も土曜日に公園で歌うようなイベントを何度も経験してきた。

大勢の人が笑いながら喋り、美味しそうな屋台が出て、その中でピアノを弾き歌う。

今は、そんな土曜日を心から待ち望んでいる。

そして、この曲の途中でこんな事を言っている。


Listen children all is not lost, all is not lost,

(子供たちよ聞いてくれ、全てを失った訳じゃない。全てを失った訳じゃない。)


本当にそうだ。刈川には健康な体もあるし、音楽に対する情熱だってある。

一緒に今を生き抜こう。そして次会える時まで、会えない時間を大切に。


刈川圭祐 Official Site

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