雨水

愛し君へ


春に近づいたら冬に逆戻り。そしてまた春の今日この頃、いかがお過ごし?

行ったり来たりは恋も一緒だね。君が体調を崩しませんように。


このラブレターでも前に伝えたけど、

刈川は「あたしンち」という漫画が大好きだ。

2015年に一度連載を終了したのだが、なんと昨年末から連載を再開したのだ。

ダウンタウンの松本さんも取り上げていたが、

世間はちょっとした「あたしンち」ブームである。

ここで「あたしンち」を知らない君にちょっと説明。

母、父、姉、弟ファミリーの日常を描くハートフル漫画である。

怪獣も出てこなければ、スポーツの全国大会に出ることもない。

20年以上連載していた人気漫画である。

終わったと思った作品が再開する事ほど、ワクワクする事はない。

きっと解散したバンドが再始動する時もこんな気持ちなんだろう。


ただ、期間が空けば空くほど期待はデカい。

パワーアップして再開しない限り、ファンは中々納得しないだろう。

君にもそんな作品があるかい?再開して欲しいようなしたくないようなだろ?

そんな気持ちを抱えながら、雑誌を買い、連載再開一発目を恐る恐る読んだ。

そして安心した。そこにはお袋の味のような安心感があった。

「おかえり」という気持ちで溢れた。これから生きていく楽しみがまた一つ増えた。

君にとって刈川とのデートが「おかえり」の場所でありますように。


そういえば久々に登山をした。場所は奥多摩の三頭山というとこで、

往復で3時間半くらいの割と登りやすい山だった。

平日の昼間に登ったのだが、頂上で70歳くらいのお父さんと、

50歳くらいの息子の二人組に会った。

聞けばよく親子で山に登っているらしい。

まず先に思ったのが、3時間半どんな話をするのだろうかと。

その二人は息子が作ったであろうおにぎりと、

簡易ガスコンロで温めたカップヌードルを食べていた。

単独登山ばかりの刈川にとって少しだけ羨ましい光景でもあった。

刈川は一人になりたくて山に登ることが多い。今度誰かと登ってみようかな。


そして帰りは東京都で唯一、

「日本秘湯を守る会」に登録されている温泉旅館を日帰りで利用した。

誰もいない浴槽。一時間半入っていたがずっと一人だった。

これが平日の良いところである。

いよいよ温泉も秘湯にまで手を出し始めた。

近場の温泉をほとんど制覇してしまったので、

行きたい温泉が北関東ばかりで困っている。

君といつか行けるといいな。

気が付くと明日でまたひとつ歳を天から頂く。

今年もこうやって君にラブレターを送れたことに感謝してデートの約束をしよう。

次会える時まで、会えない時間を大切に。



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