賀正

愛し君へ


あけましておめでとうございます。

今年はヘビ年。刈川も脱皮して、成長できる年にしたいです。

君にとっても素敵な一年になりますように。


君の今年の目標は何?

目標があって生きるっていいよね。

毎年元旦にラブレターを送る度に考えさせられるよ。

刈川の今年の目標は「やり切る」

色々な事を思いついて実行しても、

どうも最後の詰めが甘くなる事が多いんだ。

特に去年は、詰めが甘くなる原因が体調不良だったり、

モチベーションの低下だったり、色々なトラブルだったり。

最後までやり切るって難しいんだなと思ったよ。


これは何も音楽に関することじゃなくて、

見出したドラマを途中でやめないとか、

野菜を腐らせないで使い切るとか、そんな事。

こーゆー日々の姿勢が、

楽曲を作る作業や、ライブに活きてくると思うんだよね。

っと、偉そうなことを言いましたが、

あんまり根詰めると逆にうまくいかなかったりするよね。

これも何度も経験済み。何事もほどほどに、適当に。

そして、その適当のレベルを上げていけばいいよね。


大学生の時、マーケティングの授業で印象に残っている事があって、

“完璧にしない”事が売れる秘訣だと習ったんだよね。

某有名お菓子の担当者が、もっと改良を重ねることはできるが、

あえて未完成で世の中に出していると言ったんだ。

そうすると、消費者は、「なんか物足りないな~」と思いつつも、

次々と食べてしまうらしい。

完璧な味だと、そこで満足して次の購入に繋がりにくいんだって。

しかも、未完成の味だから、自分なりのアレンジを試したくなるんだって。


これはアーティストにも言えそうだ。

隙のない音楽よりも、多少粗削りで隙のある音楽の方が聴いてもらえるのかもしれない。

もしかすると音楽の才能って、

「完璧な曲を作る事」ではなく、「どこか隙のある曲を作れる事」なのかもしれない。

そういう意味では、刈川の作る曲は後者のような気がする。

自画自賛ならぬ、自曲自賛だ。

いつだって、刈川の曲に一番期待している人は、刈川自身でいたい。


今年はどんな作品に出会えるかな。

そして、刈川はどんな曲を生み出すのかな。

君と何回デートできるかな。

どんなことでデートできるかな。

いつもの場所、新しい場所。

新しく応援してくれる人にも出会えるかな。

1月1日には希望がよく似合う。

旧年がどんな年だったとしても、

今日くらいは夢と希望に溢れてなきゃね。

改めまして、今年もよろしくお願いいたします。

デートの約束をしよう。

次会う日まで会えない時間を大切に。

刈川圭祐 Official Site

シンガーソングCMライター刈川圭祐のオフィシャルサイトです。