初めてマッキーのコンサートに行った日
愛し君へ
遅れ気味の梅雨のおかげで、
まだまだ初夏を感じられる今日この頃、いかがお過ごし?
雨も嫌いじゃないよ。
君はいつもどんな気持ちで刈川とのデートに来てくれるのかな?
今回のラブレターは刈川が先日行った槇原敬之(敬称略)のコンサートの話をするね。
君も知っているとは思うんだけど、
刈川がシンガーソングライターを目指したキッカケはマッキー(槇原敬之)なんだ。
高校一年生まではヴィジュアル系バンドでボーカルをやっていたんだけど、
「もう恋なんてしない」を初めて聞いた時、
曲に色がついていて、さらにキラキラ光っているような感覚に陥ったんだ。
そこからシンガーソングライターを目指したよ。マッキーと同じピアノ弾き語りでね。
実はこれまで一度もマッキーのコンサートに行った事がなかったんだ。
初めて会うのは同じステージの上が良いって思っていたんだ。
それでも今回初めて行こうと思ったのは、
今回のコンサートのテーマが「90年代の曲中心」だったからなんだ。
もちろん、どの年代のマッキーも好きなんだけど、
特に好きなアルバムは94年発売「PHARMACY」、
96年発売「UNDERWEAR」あたりなんだ。
なのでこんな機会はないと思ってチケットを取ったよ。
コンサートの一週間くらい前からソワソワしてて、
アルバムを聴き直してみたり、行き方を確認してみたり。
当日も足早に会場に向かったよ。
コンサートが始まって、まず思ったのが、
今日まで何百回と聞いた曲が生で聴けて本当に嬉しかった。
そして、マニア向けにアルバムにも入っていないカップリングの曲をやってくれたり、
“ライブでは歌わない”と言っていた曲を今回の為にやってくれた。
泣いて笑って忙しかったよ。
そして、こんな事ならもっと早く行けば良かったって心底思ったよ。
コンサートの帰り道、ふと、こんな事を思った。
いつも刈川のデートに来てくれている君も、
もしかしたら、今日刈川が感じたような気持ちを、
感じてくれているんじゃないかなって。
ラブレター見て予定を合わせて、
ソワソワしながら乗り換え案内を調べてたりして、
日常で刈川の曲を聴いてくれて、
デートに来て「今日はあの曲やってくれて嬉しい」って思ったりして、
ましてや、差し入れを事前に買ってくれたりして。
当たり前じゃないんだな、有難いなって思うのと同時に、
もっと誇りを持って音楽活動しなきゃなって思ったよ。
たまには反対の立場になってみるのも良い事だよね。
改めて、いつもありがとう。そして、これからもよろしくね。
デートの約束をしよう。
次会う日まで会えない時間を大切に。
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