自分へのプレゼントが見つからない

愛し君へ


いきなり春めいてきた今日この頃、いかがお過ごし?

花粉症にはヨーグルトがおすすめだよ。


今年も2月15日を迎えたね。明日は刈川の誕生日。

特別な事をすることなく、ピアノを弾いて歌って過ごします。

君はどんな誕生日の過ごし方をするかな?


何か自分への誕生日プレゼントが欲しくて、

街をブラブラしていたんだけど、

結局中古レコードを一枚買って帰って来てしまった。1200円だった。

個人的には音楽に関するものは、もはや商売道具の面もあって、

プライベートの買い物って感じがしなかったよ。


服だって、衣装は欲しいけど、普段着が欲しいわけじゃない。

街中で、デカデカとブランド名が書いてあるTシャツやキャップを被っている若者を見ると、

“これが欲しくて、手に入れて嬉しいんだろうな”と思ってしまった。

刈川も新日本プロレスのジャージなら喜んで着るが、外は歩かないかな。


先日友達と飲んだ時も、“何が欲しいか”という話題になったんだけど、

友達も同じような感じらしく、月にほとんどお金を使わないそうだ。

基本的には交際費だそうだ。

溜まったお金で、年二回の家族旅行をするそうだが、

そこも別に大して行きたい場所でもないらしい。


その友達に「刈川は何か欲しい物ある?」と聞かれて、

一番に頭に浮かんだのが「新曲」だった。

その友達とは旧知の仲なので、そのまま「新曲が欲しい」と言ったら、

「10年前も同じ事言ってたよ」と笑われた。

新曲はいくらあっても足りないのである。


となると、新曲が浮かびそうなものを買うのが一番である。

そうなると、モノではなく、経験になってくる。

ただ、これが何の経験が新曲に繋がるか全くもって不明である。

だから、新曲が浮かびそうと思ったら、すぐ経験するのが近道だ。


ここまでラブレターで書いたのには訳があって、

実は前前から興味があるガーデニングに中々手が出せないのである。

ラブレターで君に伝えれば、

「そういえば刈川君、ガーデニングはどうなった?」と、

たまに聞いてくれそうなので、その都度“やならきゃ~”と思えるのである。

ガーデニングというよりは、自分の家のベランダをデザインしたい。

人工芝を敷いて、タイルを敷いて、花壇を置き、出来れば金木犀を育てたい。

そして休日は、ベランダに小さなテントを立てて、その中で読書でもしたい。


ラブレターに書いたので、とりあえず有言実行しなきゃだ。

そろそろ桜祭りのお知らせなんかも出てくる時期だね。

デートの約束をしよう。

次会う日まで会えない時間を大切に。

刈川圭祐 Official Site

シンガーソングCMライター刈川圭祐のオフィシャルサイトです。