芒種

愛し君へ


梅雨というかもうすでに夏本番のような気温が続く今日この頃、いかがお過ごし?

真夏より体調を崩しやすいと思うので十分気を付けてね。


君は電車の中で話しかけられた、もしくは話しかけた事ってある?

先日、終着駅で降りようとした時、前に座っていた女性が眠っていた男性の肩を叩いて、

優しく「着きましたよ」と声をかけていた。

起こされた男性は照れ臭そうに「ありがとうございます」と返した。

素敵な光景を目の当たりにして少し幸せになった。

と思った次の日、また別の終着駅で同じような光景に出会った。

今度は年配の女性が制服を着た女の子に声をかけていた。

女の子はお辞儀をして、そそくさと電車を降りていった。


とても素晴らしい光景なのだが、果たして刈川に出来るのだろうか。

男性に対しては出来るかもしれないが、

眠っている制服を着た女の子を揺り起こす度胸はない。

女の子だって起きた時に悲鳴をあげるかもしれない。

そう思うと、人助けをしたくても出来ない人って多いのかもと思った。

出来ないからどんどんしなくなって、結果無関心になるかもしれない。

ただ眠っている女の子は起こせないが、倒れた人を抱きかかえるなら出来るかもしれない。

「ここは自分の番だ」と自覚して生きればもっと世の中良くなるかもしれない。

君に何が出来るかをもう一度考えてみるよ。


先日、本で「“大丈夫”という字には全て“人”という字が入っている。だから大丈夫。」

という自己啓発的な文章を読んだ。

しかし、刈川的にはちょっと違和感があった。

「大」と「夫」には「人」という字が入っていると思う。

でも、「丈」はどう見ても「人」に見えない。

刈川が思うに、「丈」が大丈夫じゃない人で、

「大」と「夫」が挟んで慰めているのではないか。

つまり、大丈夫じゃない人には二人がかりで慰めてあげれば大丈夫というのはどうだろう。

よく悩みがあったりすると、サシで話したりする。

もしかすると、サシではなく、三人で話した方がうまくいくのかもしれない。

ちなみに刈川にも三人でいると楽しい仲間がいる。

君ももし悩んだ時は二人に相談してみるのはどうだろうか。


前回のラブレターで運動を多めにしていると話したが、

4月からフットサルの社会人サークルみたいなものに参加している。

長くやっているサークルらしく、年上の人でも体力は衰え知らずだ。

そんな刈川もかなり体力が戻ってきた。

回を重ねる毎にバテる回数も減った。

今の目標は次の日に筋肉痛にならない事だ。

面白いのが、コートの使用時間が終わった後に、駐車場でみんなグダグダ喋っている。

学生時代も部活が終わってグダグダしている人と、すぐ帰る人に分かれていた。

刈川は今のフットサルサークルではまだまだ仲の良い人も少ないので、

割と早めに帰ってしまう。

もしかすると一年後はグダグダと話しているのかもしれない。

とりあえず続けてみようと思う。


健康になるので、もちろんパフォーマンスに活きてくる。

全ての道は音楽に繋がっている。

デートの約束をしよう。

次会える日まで会えない時間を大切に。

刈川圭祐 Official Site

シンガーソングCMライター刈川圭祐のオフィシャルサイトです。