啓蟄

愛し君へ

君の事を考えていると、

くしゃみが止まらない今日この頃、いかがお過ごし？

まだまだ寒い日が続きますがご自愛ください。

君は良く寝れていますか？

刈川は最近、とても変わった夢を見るんだ。

毎日違う夢なんだけど、どれも清々しいものではないんだ。

君も出てこないしさ。

ちなみに今日見た夢は、合唱コンクールの練習をしていて、

刈川が指揮者をしていた。

和やかな雰囲気で練習は進むけど、曲を通す時に、

クラスメートの何人かが違う曲を歌ったりして、

曲を無茶苦茶にするんだ。

どうやらクラスメートの中に、

刈川が指揮をしていることを良く思わない連中がいて、

組織だって合唱を潰している。

その手口が巧妙で、刈川は誰が反逆者かわからず苦悩するという夢でした。

睡眠って大事だよね。

あと、刈川にとってよく寝れないという事が、

結構ダメージが大きい事に気付いたよ。

というわけで、色々調べたところ、

とある専門家が言うには部屋を真っ暗にして寝るのが良くないとの事。

寝室を真っ暗にすると、感覚が遮断されて逆に脳が過敏になり、

目が覚めやすくなるんだって。

間接照明などの薄明かりがある環境で眠る方が良いとの事。

早速やってみました。

今まで、カーテンを閉めて、それこそ真っ暗じゃないと寝れなかったのが、

やり始めてみると、意外と寝れたんだよね。

ちょっとした外の音とかにもそんなに反応しなくなったよ。

まだやり始めて日が浅いけど、前よりは悪夢を見なくなって気がする。

もう少し効果が出る事を期待しよう。

逆の発想こそ解決策みたなもの好きなんだよね。

考えてみれば、電車の中で寝ると結構爆睡出来たりするもんね。

勉強も、静かな部屋より、カフェなどの雑音が多い部屋の方が、

集中できるのと同じ事かなと思ったよ。

たくさん仕事したいなら、たくさん遊びなさいみたいな話かな。

とある落語家さんが、50歳を過ぎたら落語の稽古なんかしてはダメだと言っていた。

家で壁に向かって稽古するより、外に出て色んな人と接している方が、

結果落語に深みが出るらしい。これは結構神髄だなと思う。

そう思うと、技術的なものって若いうちにしか伸びないのかもしれない。

逆を言えば、若いうちに伸びないものが、年を重ねて伸びる。

イコール、全体的に見ればどこまでも成長できるって事だ。

刈川にはまだまだやれる事があるね。

ホワイトデーまでにはグッスリ寝て、

ハツラツとした顔で君に会いたいと思います。

チケットSOLD OUTしました。ありがとうございました。

デートの約束をしよう。