秋分

愛し君へ


暑さ寒さも彼岸まで。

ようやく涼しくなってきた今日この頃、いかがお過ごし?

低気圧による不調には適度な運動が最適だよ。


君は最近ゲームセンターに行ったかい?

刈川は普段あまり行かないんだけど、先日無性に行きたくなって、

朝から郊外のゲームセンターに一人で行ってみたんだ。

10時開店で店に着いたのは9時50分。

まずビックリしたのが、すでに20人以上並んでいたよ。

年代も性別もバラバラで、カップルの姿も見えたよ。

開店と同時に、みんな勢いよくお目当ての台に向かって行った。

やりたいゲームが決まっていない刈川は、

開店後しばらく店内をブラブラしていたよ。

店内を見渡すとやり方のわからないゲームだらけ。

結局メダルゲームを選択したよ。

ビンゴをモチーフにしたゲームは奥が深く、演出も素晴らしかった。

あっという間に一時間が経過したよ。


次のゲームを探していると、

お爺さんが弁当を食べながらスロットゲームをしていたよ。

ゲームセンターは飲食OKで、お菓子やカップラーメン、

アイスクリームも売っていた。

そのお爺さんの弁当はどこかのスーパーで買ったような感じだった。

食べる間を惜しんでゲームしている姿は何だか衝撃的だったよ。

結局1000円で4時間くらいは遊べたと思う。

世の中には色々な気晴らしがあると思う。

散歩、読書、喫茶店、お買い物。

ゲームは目の前の事に集中しなきゃいけないから、

余計な事を考えなくて済む。これは思いのほかスッキリしたよ。

ゲームセンターから帰る時に、昨日まで考えていた事が何だかちっぽけに感じた。

余計な事を考え過ぎてしまう時は、ゲームセンターに行く事をお勧めしよう。

もしかすると、弁当を食べていたお爺さんも、

何か大きな悩み事を抱えているのかもしれない。

そう思うと、平日午前中のゲームセンターも悪くないなと思えた。

君にも余計な事を考えなくて済む時間があるかな?

将来の事や、身近な事など、もしかしたら考え過ぎなのかもしれない。

せめて刈川の音楽を聴く時間くらいは何も考えなくて済みますように。


これは昨晩の話なんだけど、夢を見たんだ。

その夢が現実の時間とリンクしていたんだ。

夢の中で時計を見ると、午前2時くらいで、

起きて確認すると本当に午前2時だった。

それが4時間くらい続いて、寝ながらまるで違う人生を歩んでいるようだった。

もしかして、その夢の中の世界が本当で、

今こうして君にラブレターを書いている世界の方が夢かもしれない。

目覚めた時、ステージの上だと良いな。

そして君が客席で見ていますように。


中々歌う機会の無い中、

「アートにエールを!東京プロジェクト」に参加しました。

ステイホームに合う曲ないかな?と考えていると、

刈川の持ち曲にあるじゃないですか。

「Uchi-Benkei -内弁慶-」です。

家にあるもので揃えた、弁慶のコスプレをして歌っております。

是非ご覧ください。お家時間も良いものだよ。

次会える時まで会えない時間を大切に。

刈川圭祐 Official Site

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